誰も知らない税務調査の実態とは

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税務調査の実態

税務調査の実態とは

税金の調査を行うのは税務署です。全国で500以上あると言われる税務署の頂点に立つのが財務省です。その外局が国税庁にあたります。国税庁の下にある税務署では、税務申告の相談にのったり、正しい申告が行われているかどうかのチェックをしたりしています。

税務署で働く職員は、税務大学で税金について猛勉強をしたプロばかり。間違った税務申告を見つけ出すことはもちろん、不正を見つけ出すプロでもあります。

税務署の人たちがどのように税務調査をしているのか。そのような事を知っておくことは、会社を経営する人達にとって少しはプラスになるでしょう。そこで、税務調査の実態を解説してみたいと思います。

調査の対象を選択

税務署員は、過去の申告状況などを見ながら、調査するべき個人や企業を選択します。申告漏れの匂いを嗅ぎつける嗅覚には優れています。

ちなみに、税務署OBの税理士が税務調査に強いと言われる理由がここにあります。税務署で長年働いていた税務署OBの税理士ですから、税務署の考え方が手に取るようにわかるのです。そのため、税務署に睨まれない決算書や申告書の作り方を心得ていると言えます。

調査方法

話を元に戻します。

狙いを定めた税務署は、税務調査に出向きます。では、どの様に税務調査を実施するのでしょうか。税務調査と言ってもいろいろな手法があるので、1つ1つについて解説します。

机上調査・・・とても軽い案件であれば、署内の机で資料をパラパラめくりながら、おかしなところが無いかを調べる手法です。金額も小さく、わざわざ税務調査に出向くほどでない場合、電話でヒアリングして調査することもあります。

反面調査・・・税務調査の対象企業ではなく、その取引先を調査することで、対象企業の実態をあぶりだす手法です。

銀行調査・・・取引銀行を調査することで、関連する口座の残高を調べる手法です。

現況調査・・・いわゆる税務調査のことです。現場で状況を確認する手法です。

強制捜査・・・とても怖い響きですね。国税犯則取締法に基づく調査です。噂レベルで言われているのは5000万円を超える脱税が疑われる場合に、逮捕令状を持った人が押しかけてくるのだとか。

以上のように、税務署の調査にもいろいろな手法が使われます。つまり、税金を少しでも多く徴収するために、大きな金額を徴収できそうな個人や企業を見つけ出すことが彼らの大きな仕事なのです。もちろん、そのことが正しい税務申告のあり方を担保しており、ルールに違反せずに税金を納めることを人々に啓蒙してくれているのです。

編集部 担当デスク B