税理士事務所向け会計システムのお話

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会計ソフトを使うパソコン

パソコンによって変わった税理士業界

パソコンが世の中に普及してから20年近くが経過しました。Windows98の販売をきっかけにオフィスにまで普及したパソコンは、その後、様々なソフトウェアの登場により、仕事に欠かせない物へと成長しました。

Windows98の普及で仕事が劇的に変わったと感じることは様々です。今の若い人では考えられないかもしれませんが、経理の人が作成する帳簿は、全てが手書きで行われていました。今では、パソコンで会計ソフトに入力することが一般的です。時代は明らかに変わったのです。

IT化の流れがビジネスを変えたのは、税理士業界も同じでした。

税理士事務所にコンピューターが導入されたのはWindowsパソコンが発売されるだいぶ前にさかのぼります。小さな冷蔵庫ほどの大きさのコンピューターを使い、今とは比べ物にならないほど時間をかけて帳簿を入力したり、決算書を印刷したりしていました。モニターに映るのは、黒い背景に緑の文字だけ。マウスやカーソルなどが無かった時代です。

IT化の進む税理士業界

IT化の前からコンピューターが導入されていたい税理士事務所においても、パソコンが安く手に入るようになり、ますますIT化が進みました。

税理士業界には、帳簿や決算書、そして税務申告書までを計算してくれる会計ソフトを開発販売する会社がいくつもあります。中でもTKCという会社は有名です。続いて、MJSやJDLという会社がしのぎを削っています。

税理士事務所は、1人で事務所を運営している先生でも200万円ほどの会計システムを導入します。一般の人にとって200万円の会計システムは高くて買えませんし、何でそんなに高いのか疑問を感じることでしょう。

専用の会計システム

税理士事務所の先生が使う会計システムが高額になる理由は、それが税理士のためだけに開発されたものだからです。

税理士事務所向け会計システムは、顧問先の財務情報を登録することができます。顧問先が100件あれば、100件の会社を登録して、それぞれ管理することができます。

もちろん税務計算も得意です。税率は毎年どこかしらに変更が加えられるため、その情報をキャッチアップし、適切に会計ソフトの改良を行わなければなりません。もし、税理士の先生が会計システムを使わずに、自分で改正された税務情報を全て把握し、それを毎年続けるとなると、大変なことになります。計算ミスなどが発生することも考えられます。そこで、会計システムに頼った方が間違いが減らせると考え、結果的に高額な会計システムを導入するのです。

編集部 担当デスク C